2013年8月6日火曜日

アメリカに続いてロシアにもビンタをくらう中国:それでも揉み手の卑屈さ




●5日、ユーラシア大陸にまたがるロシアは中国にとって最大の隣国だ。中露関係は数々の歴史的段階を踏んで、今日史上最良の時期にまで発展した。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月6日 10時20分
http://meiwaku-iden-soshi.blogspot.com.au/

ロシア政府、中国人街の取り締まりを明言
=ロシア語を解さないなどの閉鎖性を問題視―中国メディア


●3日、ロシア当局は中国人移民による中国人街を地方行政法にもとづいて取り締まることになると述べた。資料写真。

 2013年8月3日、ロシア当局は中国人移民による中国人街を地方行政法にもとづいて取り締まることになると述べた。
西部網が伝えた。

 ロシアの地域開発大臣は
 「外国人移民はロシアの習慣に従うべきで、なによりもロシア語を話せるようにならなければロシア社会に溶け込み、自分の正当な権利を守ることはできない」
と述べた。

 ロシア国内に入ってきた中国人が元々の生活習慣から離れることができない根本の原因は言葉の問題にあり、
 そのそもそもの要因は、教養レベルが低いことにある。
 ロシア移民局の報告によると、モスクワの中国人労働者で大卒の証明を持つ者の多くは偽物の卒業証書を使っており、実際にはロシアの高卒にも及ばず、あまり文字を解さない者もいる。

 言葉がわからなければ、犯罪者集団につけ入る隙を与えることになる。
 そのため、彼らを取り巻くニセ証書販売業者やニセ弁護士、売春宿、国際的な架空請求詐欺などが生まれる。
 中国人が小さな生活圏から離れようとしなければ、
 犬を殺したりハトを食べたりといったロシアの習俗に反する行為
も行われ、国民からの反感を買うことになる。

 ロシアにはロシアの国情がある。
 今後打ち出される法規は中国人街や、商業と居住が一体化した中国人の居住地を厳しく取り締まることになる。
 移民が自分たちの風習にもとづいて政治性のある集落を作ることは、
 ロシアの国情に合致しないため、ロシア社会にはこれを取り締まる責任が生じる。

 モスクワ移民局局長によると、2000年以降、同局は華人協会に所属していると称しながら、犯罪活動に関与している疑いのある者100人以上について、入国拒否および退去強制命令を出している。


 「ロシア政府、中国人街の取り締まりを明言=ロシア語を解さないなどの閉鎖性を問題視」
とあるが、
 何かロシア政府が意図的に中国を蔑み嫌がらせをやっているような匂いが濃厚にする。
 もしそうだとしたらどうなる。
 中露軍事演習などで蜜月関係を謳い上げていた中国だが、そのロシアに平手打ちを食った格好になる。
 先日はアメリカとの「大国関係」を強調して友好を謳っていた中国だが、そのすぐ後に張り手を食わされている。
 今度はロシアである。
 中国外交はなにかことごとく裏目にでる。
 というより、中国の地に足の付かない幻想が、アメリカやロシアという合理主義者によって現実に引き戻されるということなのだろう。
 中国は
 「自己幻想が現実にならないと怒り出す
という性癖をもっている。
 中国はもはや幻想だけではやっていけない領域にはいりつつある、ということを理解しないといけないだろう。
 世界は「メンツ」で動いているわけではない。
 ユダヤ的ソロバンで動いている。
 大国間の非情な外交についていけない昨今の中国の動きである。
 中国はうまくいったと思っても次に何がふってくるかわかない国際外交のマナーを身につけないといけない。
 昨今は以前のようにどの国も中国に卑屈になるということはなく、反対するものは露骨に反対してくる。
 もはやいっとき昔の中国の権威はどこにもなくなってきている。
 いいかえれば
 「中国は大国の一つ」
であって、誰も
 「特別な大国」
とは思わなくなってきているということである。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月6日 16時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75212&type=0

中露関係の将来はさらに明るい―駐ロシア中国大使

 2013年8月5日、ユーラシア大陸にまたがるロシアは中国にとって最大の隣国だ。
 中露関係は数々の歴史的段階を踏んで、今日史上最良の時期にまで発展した。
(文:李輝(リー・フイ)駐ロシア中国大使)

 中露は政治や戦略面の相互信頼を強化し続けている。
 国境問題は完全に解決され、中露関係の長期的で健全な安定した発展にとっての最大の障害が取り除かれた。
 12年前、両国は「中露善隣友好協力条約」を締結し、世々代々の友好、永遠に敵対せずとの平和思想、および同盟を結ばず、対立せず、第三国に狙いを定めないとの外交理念を法的文書の形で固定化した。
 良好な取り組みと個人関係によって、両国元首が重大な問題について速やかに意思疎通を図るための基礎が固められた。
 両国は軍事協力を全面的に発展させている。
 少し前の中露合同軍事演習「海上連合2013」はその最良の現れだ。

 各分野の協力はすでに制度化を全面的に実現。
 中露包括的・戦略的パートナーシップは政治、経済、軍事、科学技術、人、文化など各分野、各方面を包含している。
 両国はすでに中露首相定期会談など各種の二国間協力制度、および複数の政府間協力委員会などを設けた。
 双方は両国関係発展上の要請に基づき、既存の協力制度を整備し続けるとともに、新たな協力制度を構築している。
 このように包括的で整った対外協力体制は現在の中国の対外関係において2つとないものである。

 両国関係は物質的基礎を一段と堅固にしている。
 2012年に中露間の相互貿易額は過去最高の881億6000万ドル(約8兆6511億円)を記録。
 ロシアにとって中国は3年連続で最大の貿易パートナーとなった。
 両国元首の決定した2015年までに貿易額を1000億ドル(約9兆8130億円)に引き上げるとの目標は実現間近だ。
 2012年に中国の対露投資は約40%の伸びを示した。石油、原子力、石炭、電力など大型プロジェクトで双方の協力は目覚ましい成果を上げている。

 両国は国際戦略協力を日増しに深化している。
 中露はほぼ全ての重大な国際・地域問題において共通または近い立場にある。
 緊密で実効性ある国際戦略協力を通じて、両国は公正で合理的な国際政治・経済秩序の構築を積極的に推進している。

 両国関係は民意の基礎を日増しに厚くしている。
 中露「国家年」「言語年」「観光年」の相互開催に後押しされる形で、両国の人的・文化交流は勢いよく発展し、たゆまず拡充し、日増しに制度を整え、「ロシアブーム」「中国ブーム」が互いの国で長く続いている。
 両国国民は相互理解と相互信頼を一段と深め、世々代々の友好という理念が人々の心に浸透し、中露包括的・戦略的協力パートナーシップの民意の基礎が一段と固められている。
 中露両国の権威ある世論調査機関による長年来の調査はいずれも、両国民衆が互いに相手国を最も友好的な国の1つとみていることを示している。

 現在の中露関係が史上最良の時期にあるとするなら、将来の中露関係は一段と良くなる。
 まず、今後相当長期間にわたり、中露は共に経済発展方式の転換、世界の強国入り、民族復興の実現という戦略課題に直面する。
 中露は互いに最大の隣国であり、互いに善隣友好協力関係を発展させなければ、こうした課題の達成は到底望めない。
 中露の前途と命運は、友好協力関係を維持し、相手国の発展を脅威ではなく自らのチャンスと見なすことを両国に求めている。
 次に、複雑で変化に富む、試練が日増しに増える国際環境において、中露は協力を強化して初めて、国際社会でより良く自らの利益を守り、世界の平和・協力・発展事業に一層の貢献を果たすことができる。

 国際情勢がどう激変しようとも、前進の道にどんな困難や障害が待ち受けようとも、
 中露は両国の発展を堅持するという大きな方向性が揺らぐことはなく
 世々代々、永遠に良きパートナーという信念が揺らぐことはなく
 互恵・共栄という協力目標が揺らぐことはない。
 安定して健全に発展する中露関係は両国国民に幸福をもたらし、人類の発展に繁栄をもたらすとわれわれは信じている。

(提供/人民網日本語版・翻訳/ NA・編集/武藤)


 アメリカとおなじように、そのうち「張り手」を一発噛まされるかもしれないが、それまでは
 「世々代々、永遠に良きパートナーという信念
という幻想を信じて念じて過ごしてゆくということである。




減速する成長、そして増強される軍備


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