2013年8月2日金曜日

タカ派、中国人民解放軍羅援(ルオ・ユエン)少将:解放軍のチンドン屋

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● 解放軍の「チンドン屋」
 写真は「CNSPHOTO」提供、取材を受ける羅援少将。2010年3月撮影


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月2日 7時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74975&type=0

中国人民解放軍高官の好戦的な発言、
プロパガンダであって、政策ではない―米シンクタンク

 2013年7月31日、環球時報(電子版)によると、国際情勢の調査・分析が専門の米シンクタンク、ジェームズタウン財団のホームページに25日、
 「プロパガンダであり、政策ではない―中国人民解放軍のタカ派を分析」
と題した記事が掲載された。

 中国人民解放軍の高官たちが中国メディアにおいて、強硬的発言を繰り返している。
 海外メディアはこうした発言のなかから、最もセンセーショナルな部分を取り上げて報道する傾向がある。
●.羅援(ルオ・ユエン)少将の尖閣発言や、
●.張召忠(ジャン・ジャオジョン)海軍少将の南沙諸島のフィリピン軍前哨基地封鎖発言
がそれだ。

 だが、人民解放軍の作戦指揮官が自国の政策についてのコメントを公表することは、実際にはほとんどない。
 著名な外交政策アナリストの王緝思(ワン・ジースー)氏はかつて
 「政府の許可を得ていない性急な発言が大混乱を招いている
と批判。
 最近退役した前南京軍区司令官の王洪光(ワン・ホングアン)氏も
 「一部の軍事専門家が大衆を扇動し、上層部の政策に干渉している
と非難している。

 好戦的な言論を繰り返す軍高官は解放軍内のタカ派を代表して、指導者の政策決定に圧力をかけているとの見方が一般的だが、一部のアナリストは
 「彼らの階級がどんなに高くても、軍事作戦指揮権はない」
という事実に注目し、発言を重要視していない。

 一方で、こうした軍高官の挑発的な発言は「中国共産党上層部の支持があってこそ」とする見方もある。
 タカ派と党上層部との関係はこれまで常に良好だったからだ。
 タカ派の軍高官の発言は単なる個人的意見かもしれず、そうでないかもしれない。
 彼らは軍事規律を厳格に守っていると宣言していることから、
 その多くは中央政府の命を受けたプロパガンダ専門家であるに違いない。

 メディアにおける中国人民解放軍高官のタカ派発言は政権内部の分裂を示すものではない。
 羅援少将は過去に
 「中国ではタカ派もハト派もよくできたドラマにすぎない
と話している。
 彼らの発言は、闘争心と自信を軍部に植え付けると同時に、外国人に対して中国人民解放軍の実力を認めさせることが目的なのだ。



レコードチャイナ 配信日時:2013年8月3日 12時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75088&type=0

尖閣諸島の海底に中国国旗を掲げ、中国の主権を宣言せよ―中国


●2日、海外網は記事「羅援少将:中国国旗を尖閣諸島の海底に突き刺せ」を掲載した。羅少将は国防と科学研究の一体化が必要だとして、有人深海潜水艇を活用して中国国旗を海底に立てるべきだと提言した。資料写真。

 2013年8月2日、海外網は記事
 「羅援少将:中国国旗を尖閣諸島の海底に突き刺せ
を掲載した。

 著名な軍事専門家の羅援(ルオ・ユエン)少将は海外網で「中国領海の紛争と対応策」をテーマに講演した。
 羅少将は中国の平和的台頭に対する外部からの挑戦は「二海三領域」、すなわち東シナ海、南シナ海、ネット領域、宇宙領域、金融領域に集中していると指摘した。

 その上で問題解決には国防と科学研究の一体化が必要だと説き、中国初の有人深海潜水艇・蛟龍号で尖閣諸島や南シナ海の海底に中国国旗を突き刺し、中国の主権を宣言するべきだと提言した。



サーチナニュース 2013/08/03(土) 14:27
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0803&f=national_0803_027.shtml&pt=large

呆れた…尖閣諸島めぐる解放軍少将の突飛な提案=中国版ツイッター

  中国の経済ニュースを中心に伝えるポータルサイト・財経網はこのほど、中国版ツイッターである微博の公式アカウントで、中国人民解放軍の羅援少将が
 「釣魚島(尖閣諸島の中国側呼称)近海の海底に中国国旗を立てて主権を主張すべき」
と述べたことを伝えた。

  中国人民解放軍のなかでも強硬派の論客と言われる羅援少将は、7000メートルも潜水が可能な有人深海潜水艇「蛟龍号」を使って、中国が領有権を主張している南シナ海や尖閣諸島の海底に中国の国旗を立てて主権を主張すべきだと提案した。

  突飛とも思える提案について、中国の微博ユーザーからは、
●.「意見があるなら直接島の上に立てろよ」、
●.「なぜ島の上に国旗を立てないんだ? 申し訳なく思うのか?」、
●.「海底に国旗を立てて誰に見せるんだよ? 魚に見せるのか?」
など、批判的なコメントが相次いだ。

  人民解放軍の少将がばかげた提案をしたことに反発した中国人は少なくなく、
●.「妄想ってのは一時的には気分が良いが、国を滅ぼすぜ。さっさと出て行けよ」、
●.「開戦したら最初にあんたに前線に行ってもらうからな」、
●.「羅援さんが泳いで国旗を挿して来きてくださいよ」
などのコメントが寄せられ、さすがに呆れたようだ。
 
  しかし、海底に国旗を建てるという方法に賛同するユーザーもいて、
●.「これはナイス・アイディアだ。億万年待てば地殻変動が起きて、海底が地面となり、未来人は歴史の真実を知ることができる」
というコメントがあったが、これは明らかな皮肉だろう。

  羅援少将は中国人民解放軍のなかでも強硬的なタカ派として知られ、過去には
★.「沖縄は中国の属国」であり、日本の領土ではない
と主張しているほか、
★.「台湾は中国領であるために釣魚島も中国領だ」
と主張している。



レコードチャイナ 配信日時:2013年8月5日 14時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75152&type=0

「尖閣海底に中国旗を差そう!」この手法を支持しますか?
―環球時報電子版がアンケート


●1日、中国人民解放軍の羅援少将が、「中国初の有人深海潜水艇・蛟龍号を用いて尖閣諸島や南シナ海の海底に中国国旗を突き刺し、中国の主権を宣言するべきだ」と発言し、こうした手法は国際的にも先例があると主張した。写真は蛟龍号。

 2013年8月1日、著名な軍事専門家で中国人民解放軍少将の羅援(ルオ・ユエン)氏が、インターネットを通じて「中国領海の紛争と対応策」をテーマに講演を行った。
 中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報の報道では、羅氏は主権保護のために国家最先端の科学技術を利用するべきだと提言。
 「中国初の有人深海潜水艇・蛟龍号を用いて尖閣諸島や南シナ海の海底に中国国旗を突き刺し、中国の主権を宣言するべきだ」
と発言し、こうした手法は国際的にも先例があると主張した。

 続いて3日、中国の海洋冒険家が自身所有のヨットで尖閣諸島の領海内に侵入した。
 最終的には釣魚島からわずか3カイリ(約5.6キロ)地点まで接近し、そこで100枚の赤い旗を投下したと報じられている。

 これらを受けて環球時報は3日、電子版上で読者アンケートを実施。
★.「尖閣海域の海底に中国国旗を突き刺す手法を支持しますか?」
と問いかけ、5日正午時点で4万290人の回答を得た。
 うち95%にあたる3万8271人が「支持する、」
 残り5%にあたる2019人が「支持しない」
と答えている。
 以下は回答欄に寄せられた具体的な意見。
 アンケート結果とは裏腹な意見が多勢を占めている点が興味深い。

●.「中国外交部は常に『尖閣は中国のもの』と主張している。
 それならば、海底ではなく島に国旗を立てれば済む話だろう?
 日本も文句は言えないはずだろう?」
●.「尖閣はもともと中国のであるからして、わざわざ国旗を立ててアピールする必要などないのです。
 そんなことをすればかえって、中国の自信のなさが露呈するでしょう

●.「海底に国旗なんか差して、誰が見るのでしょうか?
 国旗を立てていない国土は他国のものになってしまうとでもいうのでしょうか?」
●.「海底に国旗?
 何の意味があるのですか?
 たとえ太平洋の最深部に国旗を指す技術を持っていたからといって、太平洋全体が中国の領土になるわけではないでしょう?」

●.「それよりも周辺海域の油田開発を進めることです。
 そういう現実的なことをするべきです」

●.「国際的に認められた方法で主張しましょうよ」

●.「こんなアンケートの投票結果が客観的なわけないだろう。
 みんなサクラだよ。
 不公平で不透明なアンケートだ」




減速する成長、そして増強される軍備


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